県の指導を１８回も無視　「悪いことしていない」…でも傾斜は最大８６度の急斜面

♯探偵♯の独り言

この指導や警告が同じ行政でも警察ならば、業者は同じことを言わないはずである。と、いうことは役所の指導は甘いと言うしかない！

奈良市月ケ瀬の山林で無許可で土砂を掘削したなどとして、三重県伊賀市の業者が逮捕された事件で、事態を把握した奈良県が平成２５年５月以降、計１８回にわたって行った掘削の中止などの文書指導を、業者が無視し是正しなかったことがわかった。奈良県警は、度重なる指導が放置された経緯についても調べている。

　奈良県警は７日、県砂防指定地管理条例違反などの疑いで伊賀市の土砂採取会社「三進商事」社長、福本冨士男容疑者（７３）を逮捕した。関係者によると、掘削現場は当初、階段状になる計画だったが、現状では高さ約３０メートルで、傾斜度が最大約８６度とほぼ垂直のがけになっている。無許可で採掘された土砂は約４万４千立方メートルにのぼり、土砂災害の恐れが指摘されている。

　福本容疑者はこれまでの産経新聞の取材に「斜面は崩れない。半年できれいにできる」と強調。「従業員の生活を守るためにやった。悪いことをしたと思っていない」と説明している。

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